2026年3月24日火曜日

境界線

 春休みに帰省していたチビたちがそろって上京するので、午後から仕事の休みをとって家に戻る。すでにあらかた荷物はまとめて、玄関に置かれていた。昨日、10キロの米袋からチャック付きのポリ袋に移して、キャリーケースに詰め込んだ2人。特にNaoは2袋に分けて詰め込んでいたので、米だけで5キロ以上にはなっているだろう。重いキャリーケースをトランクに乗せて、空港へ。


まずは、それぞれのバイト先に買うお土産選び。銘菓ぞろいなので、いつも選択に迷うが、今回はチョコレート系でまとまった。Naoが自分用のお土産を買ってもらっていたので、Makoもおかきを買ってもらっていた。LCCではないので、預ける荷物は20キロまでとなっているが、Naoは手荷物を含めて20キロを超えていたので、キャリーケースだけ預けることに。やはり米が効いている。


「夕食はラーメンでも食べようか」と事前に相談していたが、3階のレストラン街に上がったすぐそこに、中華系の店を発見したMako。ショーウィンドウにあんかけ焼きそばを見つけ、そこからもう移動しようとしないので、そこの店に決定。Naoは豚丼を食べていた。


保安検査場に向かう際も、2人一緒ならそれほど寂しさもない様子で、笑顔で旅立っていった。「非日常」からまた「日常」に戻る、空港はその境界線である。

2026年3月16日月曜日

サウナ

 Naoが「温泉に行きたい」と言っていたので、今日は仕事終わりに町内の温泉施設へ向かう。ちょうど2年ほど前に自宅の電気給湯機が故障した際、1カ月間温泉通いしたことを思い出すが、それ以来訪れたことはなかった。


通常料金は700円だが、露天風呂と内風呂のひとつを閉鎖しての「縮小営業」を行っており、料金は500円だった。以前よりボイラーが故障したりと不安定な営業を行っていたが、客足の減少でフル営業だと採算が合わないのかもしれない。Naoと男湯に入っても、最初は客が誰もいなかったので「これは時間の問題か」と不安になった。それでも、大浴場とサウナは健全で、とくにサウナはキッカリと高温で、テレビのニュースを10分ほど見てから水風呂に入ると、ボンワリと心地よくなった。


温泉施設では、敷地内でキャンプ場も運営しており、夏のシーズンからは結構なキャンプ客で賑わっている。なんとか経営が上向いて行けばと願うばかりだ。

2026年3月15日日曜日

パイの梯子

3月も中旬の週末。土曜日のお昼ご飯を食べに、隣町まで出かける。往路はNaoの運転である。Makoの希望で中華のお店に向かうが、「本日休業」の札がかかっていた。近くのラーメン店に行くが、こちらも「本日休業」。なかなか手ごわい。少し離れた中華料理店に向かおうとするが、ダメ元で、「美味しいハンバーガー店があるけど」と言ってみると、意外にもMakoが「そこでいい」とのってきた。道産牛や地元の食材を使ったいわゆる「グルメバーガー」と言われる部類の店だが、値段はそんなに高くもなく、なにより前回相方と二人で訪れた際に注文した「鯖サンド」が美味しかった。チーズバーガーやラムバーガー、鯖サンドやクラフトコーラ、カシスソーダなどを注文し、アメリカンなお店で食べる。


いつもは、家に戻る途中のファームレストランに寄ってアップルパイを買って帰るのがルーティーンだが、今日はもう一軒。町中のパイ専門店へ。5年程前にオープンしたオーストラリア人が店主の、この町には似つかわしくないおしゃれなお店。客層は都心部からのドライブ客という感じだ。デザートパイを買おうと思ったが、売り切れだったので、「オーストラリアのソールフード」と紹介されていた「ミートパイ」と「チーズミートパイ」を注文。それぞれケチャップをつけて食べる。エスプレッソマシンで淹れたコーヒーも美味しく、Naoは甘いモカ系の飲み物を美味しそうに飲んでいた。もちろん、ファームレストランによってアップルパイも買って帰る。


 日曜日も、タイヤ交換をしてもいいぐらいの陽気が続く。買い物デーとして、ユニクロやGUに行ってチビたちの服を買い、ロピアで夕食のすき焼きの材料などを買い、有名ラーメン店で昼食。チビたちが帰省すると、必ずこのラーメン店には行くことになっている。帰宅後、Makoは明日からの沖縄旅行の旅程を確認し、荷物の準備。


我が家の旅行スタイルは「ある程度予定をしっかり立てる派」であり、安全・安心や効率的な観光や、費用管理を重視するタイプである。予定をたてずに、フリースタイルに動くことを重視するタイプの人と一緒に旅程をたてたり、旅行に行ったりするのは大変だ。そんなことを感じながらMakoは旅行に行く。


2026年3月11日水曜日

ジモティー

FFストーブを入れ替えたので、不要となったFFストーブをどうするか。大型ゴミならば捨てるのにお金がかかるし、なにより故障したわけではないので、使用できるものを廃棄するのには抵抗がある。ということで、何枚か写真を撮って、ダメ元で不用品の譲渡や売買を行うフリマサイト 「地元の掲示板 ジモティー」に投稿してみた。


「無料」としたことが効いたのか、投降後すぐにメール連絡がきて、約4時間で8件もの問い合わせがあった。こんなに需要があるものだとは、全く想定外である。このまま投稿を続けると、問い合わせへの対応が大変になると思い、自宅から一番近そうな隣町の人に譲ることにして、受付終了にした。なんどかメールでやり取りをし、引き取りの時間や待ち合わせ場所を決定した。


仕事終わりで自宅に戻っての夕方。隣町からストーブを引き取りに来た人は、同じぐらいの中年の男性で、軽バンの後ろにストーブを素早く積んで持って行ってくれた。Makoは「有料にすればよかったのに」というが、引き取って行ってもらっただけでもありがたい。


夕食はMakoの第2希望で「茶そば」となった。豚しゃぶのお肉と湯がいた菜の花をのせた春の茶そばとした。Naoは列車に乗って2泊3日の登別温泉旅行に出かけた。宿泊代が高騰しているので、大学生にとってはなかなかの豪華旅行である。

2026年3月10日火曜日

焼き肉食べ放題

 春休みのチビたちがそろって帰省するので、夜に空港へ迎えに行く。関空からのMakoはLCCなので到着の遅れを心配したが、予定時刻より15分も早くに到着し、到着出口から元気に飛び出てきた。この日は、20時45分に、空港近くの焼き肉チェーン店の食べ放題を予約していたので、Naoには「荷物は機内持ち込みにして、すぐに出てくるように」と言っていた。「スーツケースが大きめだが、機内の持ち込みは大丈夫なのか?」とビビって連絡をしてきたが、「大手航空なら問題なし」と連絡していた。


結局、羽田からのNaoは、大手航空にも関わらず、予定時刻より遅れて到着。しかし、「焼き肉店には、予約時刻より遅れることを電話しておいた」とMako。相変わらず、そういうところにパワフルに気が利くMakoである。「飛行機の座席の上に荷物上げることできるの?」とチビのNaoに尋ねると、「上げるときは何とかなるが、取り出すときは足がツリそうになった」と言っていた。


人気の焼き肉チェーン店は、さすがに平日の21時という時間なので、満席にはなっていなかったが、客で賑わっていた。焼き肉食べ放題に備えて、2人とも今日一日何も食べていないという。ソフトドリンクを注文した後は、タン、サガリ、カルビ、ハラミ、ロース、牛豚鶏と次々に注文。網の上はお肉で溢れる。相方と2人で焼き肉をすることはそうないので、久々のお肉である。その後も、海鮮、キムチ、ナムルはもちろん、ご飯も数回注文。クッパ、うどん、冷麺、チジミ、ポテトなどのサイドメニューも制覇し、最後は揚げたてのサーターアンダギーやアイス類などのスイーツで締め、100分間の食べ飲み放題を思う存分満喫した。4人で1万5千円弱なり。


面白かったのは、Naoの自転車旅行の話。住んでいる場所から、夜に横浜のみなとみらいまでふらっとサイクリングに出かけたという。25キロ~30キロぐらいの距離を、真っ暗な中、迷いながらも往復したという。元気があれば何でもできる。そんなNaoはお姉ちゃんとの勉強合宿のおかげで、なんとか進級できそうだとのこと。


春休み、それぞれバイトで貯めたお金で、Naoは明日から地元の友達と温泉旅行。Makoも来週沖縄旅行へ出かける予定だ。大学生万歳、である。

2026年3月8日日曜日

もっともらしい誤情報

 春の陽気が続き、雪もあらかた融けてしまった。結局今年は排雪が一度も行われることなく、隣の公園も子どもたちが遊べるほど雪が融けてしまっている。高圧洗浄機を引っ張りだし、カーポートの防雪ネットを洗浄して取り外す。太陽はそれほど照っていなかったが、風が強かったので、洗浄したネットはあっという間に乾いてしまっていた。


昨日、実家から使われなくなったFFストーブをもらってきたので、自宅のストーブと入れ替える作業を行う。新築時から使っていたFFストーブ、今まで何度か調子が悪くなり点検修理などを行ってもらったが、エラーが出て消火してしまう現象が何度か続いていた。FFストーブの買い替えの目安は10年ということらしく、15年ちかく酷使してきたので、役割は十分果たしたといえるかもしれない。実家のFFストーブは2017年製のもので、しかもここ2年はクーラーにお株を奪われまったく稼働していないので、実質6~7年しか使用していないと思われる。


AI(Gemini)を使って「ストーブの入れ替え方法」を聞いてみたところ、「交換時の注意点として、新設のストーブに付いている床暖機能をカットしないと、空焚きになりエラーがでる」と言う。「床暖機能をカットする方法」を尋ねると、「制御基盤のジャンパー線(細い針金)をニッパーなどでカットする必要がある」と言う。パネルを外して制御基板や回路図を写真で写して指示を仰ぐと、どのジャンパー線をカットすればよいのか、Geminiは正確に教えてくれる。「ジャンパー線は一度カットすると、元に戻すには半田付けが必要になる不可逆的な作業なので、確認してから行うように」と脅してくる。なんども確認し、Geminiも「配線図を詳しく確認し、(その線で)100%確定です」というので、時限爆弾を解除するそれの気持ちで、指定のジャンパー線をカットする。


煙突や灯油管の作業を終えて、いざ点火。が、しばらくすると、エラー音とともに「E-18」が表示される。なんどか繰り返すも現象は変わらず、再びGeminiに解決方法を尋ねる。「室温サーミスタの異常を示すエラーコードなので、制御基板のコネクタが抜けていないか確認せよ」と言う。なんどか確認するも状況は同じで、Geminiは「センサーの部品交換(数千円程度)が必要」と言ってきた。「先ほど、ジャンーパー線をカットしたことが原因ではないのか」と聞いてみると、Geminiは「結論から申し上げると、ジャンパー線のカット自体がエラーを直接引き起こす原因ではない」と言う。「もし、どうしてもエラーが消えない場合は、一度カットしたジャンパー線をつなぎ直した状態で電源を入れてみろ」とも言ってきた。言われた通り、アルミホイルでカットしたジャンパー線を仮に繋いで電源を入れると、見事に点火し、炎が揺らぎ始めた。


結論。「もっともらしい誤情報」を断定口調で言ってくるAIは、盲目的に信じるな。この後、切断したジャンパー線を半田でつなぎ直し、ストーブの交換工事はほぼ1日を費やして無事終了した。仕事でもAIを活用することが多くなったが、どこまで信用して委ねるべきか、学ぶことが多い一日となった。


いつもは音信不通のNaoから、「帰省してから友だちと遊びに行く予定」を送ってきた。登別や美瑛に行くという。楽しそうだ。