2023年3月31日金曜日

引っ越し

 引っ越しの日。9時から不動産屋でカギの受け渡しということで、少々早めに出発し、10分前には到着したが、すでに扉の前には学生の行列ができていた。20分ほど並んで手続きを終え、カギを受け取ってMakoのアパートへ。


車から荷物を降ろして部屋まで搬入。Makoは午後からの学部オリエンテーションで緊張しっぱなしだ。3階のMakoの部屋からは嵐電が見え、その向こうには中高一貫の学校あり、テニスコートで練習する高校生の姿が見えた。夕方過ぎ、ようやく荷物が片付く。炊飯器の調子を見るためにNaoが4合のお米を炊き、冷凍ご飯にする。


歩いて5分ほどの近所のスーパーは、最上階にちょっとした遊園地とファミレス、その下には電気店、そして100円ショップとドラッグストア、衣料品店、一階には食料品店が入っており、なんでもそろう。とても便利だ。


Makoがオリエンテーションから戻ってからは、車でニトリに買い出しに出かける。姿見の鏡など足りないものを買い足す。Makoが大好きなサイゼリアの店があったので、そこで夕食と思って順番を待つが、結局1時間ほど並ぶ羽目に。げんなりしたが、それでもしっかりと食べつくし元気を取り戻し、民泊へ戻る。

2023年3月30日木曜日

鴨肉

 7時過ぎには起きだし、昨夜のうちにコンビニで買ったパンやインスタント食品で朝食をとる。洗濯機も回し、乾燥機付きの浴室に干しておく。午前中は近場の観光スポットを散策する予定だ。まずは合格のお礼にと北野天満宮へ。徒歩10分ほどで到着する。前日に天満宮や天神の違いなどを色々調べたのだが、なかなか複雑なところもあり、総本社も大宰府天満宮なのか北野天満宮なのか、なかなか調べはつかなった。とりあえずの参拝。

続いて歩いて5分ほどのところにある平野神社へ。ここはサクラの名所で、境内は満開の桜。ただし、紅白幕で覆われた有料のサクラゾーンもあり、興ざめしてしまう。平野神社を通り過ぎ、次は歩いて20分ほどの金閣寺へ。大文字焼きを目の前に道を進んでいくと、さすがに観光客の数が増え、にぎわってきた。チビたちもサクラに映える金閣の力強さに圧倒されていた。土産物店で抹茶アイスやマグネットを購入。

次の目的地に行く前に、Makoの大学をちょっと見学。正門前で写真も撮影。そして龍安寺へ。ここは枯山水で有名なところだが、予想していたよりもこじんまりした庭で、わびさびの情趣を味わう。さすがに疲れてきたのでそろそろランチとお店を探すが、近場にお店は見つからず、探しているうちに最後の目的地の仁和寺に到着してしまった。チビたちは目に見えて疲れ、そして不機嫌に。徒然草に出てくることでも有名で、Makoが古文で習った内容を皆に解説してくれた。

仁和寺の観覧も終わり、近くの嵐電の駅まで向かう途中に京風ラーメンの店を発見。席もなんとか空いてそうだったので迷うことなく入店。京都で使えるクーポン券の期日がこの日までだったので、ラーメンやスイーツなど贅沢に注文してクーポンで支払う。嵐電に乗ってMakoのアパート見学をし、近所のスーパーで買い物をして民泊へ戻る。しばし休憩。夕食は内祝いの購入を兼ねて祇園へ繰り出す。京都らしい内祝いということで最中茶漬けの店で購入。その後は桜満開の鴨川で時間つぶして、夕食は鴨肉を出す日本料理店へ。鴨肉の握りやたたき、ロースト、スモークなどで舌鼓。フルーティーなビールもしっかりと美味しく、クーポンもしっかりと使い切ることができた。歩きどおしで、チビたちには少々くたびれた初日となった。

2023年3月29日水曜日

ゲストハウス

 なんとなく揺れているような。ふわふわと心地の良い目覚めの朝。Naoが起きだしたので一緒にフェリーのお風呂へ。さすがに沖に出てきているので、風が冷たく露天風呂は短時間で切り上げた。お風呂から上がり、Naoが甲板に行こうというので外にでる。風は冷たいは、気温は北海道より暖かいのが肌で感じる。

朝食は、昨夜のうちにコンビニで買っておいたパンやインスタント食品。部屋にはポットもあるので、温かいものを食べることができる。朝食後はMakoも誘って船内見学。甲板に出たり、スポーツジムをのぞいたり、映画コーナーを覗いたり。4階のロビーから6階まではスケルトンの透明なエレベーターもついているので、Naoに4階に待機してもらいながら、エレベーターからNaoを撮影。その後、チビたちは少し追いかけっこなどをして盛り上がっていた。一日4回プラネタリウムが上映され、午後には映画も上映される。午前最後のプラネタリウムに行ったが、解説などの一切ない星空や海のイメージビデオが流れるだけで、小さい子どもには耐え難い内容だが、眠気を誘導するのには最適の内容だった。

昼食はフェリーのレストランで。なかなか豪華なメニューで、座席のタブレットから注文するタイプだ。Naoは豚丼カツカレー、Makoはザンギ定食を注文していた。夏にはレストラン横の甲板でバーベキューもできるようだ。値段も味もフェリーのレストランとは思えないもので、十分に満足できる内容だった。

午後は各々お昼寝など。Naoはスポーツジムで走り込み、部屋に戻ってからはシャワーを浴びていた。夕食もランチと同じレストランへ行き、Naoはステーキ定食、Makoはラーメンを選択。21時近くにようやく舞鶴港へ到着。外は生暖かく、南下したことを感じる。夜の高速道路を恐る恐る走り、途中降りるインターを間違えながらもなんとかその日のうちに京都市内の民泊(ゲストハウス)にたどり着く。部屋のカギは郵便受けに入っていた。部屋は10畳ほどでクイーンベッドが1台、シングルベッドが2台。冷蔵庫や洗濯機、電子レンジやキッチンなどがついており長期ステイができる仕様だ。お昼間を十分にとったせいもあり、そんなにすぐには寝付けなかった。

2023年3月28日火曜日

出航

 いよいよMakoの引っ越しの日。仕事から戻って夕方。車への荷積みを開始する。大きなタンスと布団一式、自転車は車のルーフキャリアに積み、その他は車のトランクへ。自転車を固定するのに少々手間取ったが、なんとか予定時間内に積み込む。チビたちも寒い中、荷積みを手伝う。

いざ出発、という時、Naoが「地震だ」とつぶやく。確かに少しゆらゆらと揺れており、トイレ前のつられた電球が左右に揺れていた。「震度3位かな」などと言っていたら、「震度2だって」とスマホを見ながらNaoが言う。そういえば、Makoは新潟で大きな地震があったときに生まれたんだよな、と思い出す。

ルーフキャリアに積んだ自転車を確認しながら、高速道路で一路フェリー港へ。Makoは街頭に照らされて地面に映ったルーフキャリアの自転車が面白いらしく、なんどもキャッキャと言いながら動画を撮影していた。

フェリー港近くのファミレスで少し遅い夕食。それでも人気のハンバーグチェーン店は行列ができており、10分ほど並んでから入店。それぞれハンバーグのセットやパフェなどのデザートを注文。京都では自由な時間も結構あるので、どこの観光地に行こうかなどと相談もする。食事後はお店裏の小樽運河を観光。街頭の温度計が6度を示していたが、「これ、絶対もっと寒いよ」とMako。確かにかなり冷え込んできていた。

出航の2時間ほど前に到着。手続きが必要のないeチケットなので、そのまま乗船できるとプリントアウトした紙には書かれていたが、一応心配なので受付の列に並ぶ。受付の係りの人に「このチケットって手続き必要ないですよね」と確認すると、「手続きは必要ないですが、検温と旅行クーポンの対象になってますので返金があります」とのこと。なんと旅行支援でフェリー代金から2万円引きとなり、現金がその場でキャッシュバックされた。おまけに京都で使えるクーポン券が一人2000円、合計8000円分も渡された。並ばなかったら28000円分がどうなっていたのかと一安心。

23時45分、定刻通りにフェリーは出航。できたばかりの新しいフェリーで4人部屋はまるでホテルの一室のようだった。おまけに、大浴場には露天風呂があり、大海原を眺め、風に吹かれながら湯船につかることもできる。大型船で、おまけに凪でいつの間にかフェリーは進んでいた。一応酔い止めの薬は飲んだが、必要ないぐらいだ。点けていた深夜番組のテレビの電波が怪しくなっていく様子でフェリーが徐々に北海道から離れていっていることが確認できた。 

2023年3月26日日曜日

選挙

日曜日。Makoの引っ越しの手続きで転出届をマイナンバーカードを使ってスマホでできるというので、Makoがチャレンジする。指定されたパスワードを入れても、エラーがでて、結局3回エラーが出てログインがロックされてしまった。ロックを解除するためには、役場に行かなければいけないということで、日曜日だがダメもとで行ってみる。日曜当番の職員が対応してくれて、パスワードを設定しなおしたが、「ちなみに、転出届って受け付けてくれますか?」と尋ねると、「いいですよ」とのこと。結局紙に書いて届け出を終えたが、カードのメリットは未だ皆無。知事選が告示されていて、家にはまだ投票所入場券は届いていないが、期日前投票はできるはずなので役場の隣の選管によってMakoは人生初の選挙を実施。


テレビで、野球の世界大会(WBC)の優勝特集がやっており、監督が良くいく町内のお店が紹介されていた。いつもは閑古鳥が鳴いている店で、Makoが「お昼に行ってみよう」というので出かけると、駐車場は満車。全国ネットのテレビの恐ろしさを垣間見る。結局近くのラーメン店でランチ。

Makoが部活動の追い出し会があるというので、夕方に学校に送る。終了後にMakoの友達と、部活終わりのNaoを拾って隣町の回転寿司で夕食。Makoは親友との最後の別れということで、手紙の交換などを行っていた。「最後っていう実感はわかないね」と言っていたMakoだった。

2023年3月25日土曜日

送別会

 春の陽気が続いている。あっという間に雪解けもすすみ、家の前にはほとんど雪がなくなった。庭木の冬囲いもウッドデッキの防雪ネットも取り払い、家の周辺も衣替えが完了した。Naoは春期講習に行くため、いつも通りに起きて身支度をし、自転車で駅まで向かっていった。午前中は、Makoの引っ越し荷物をまとめ、布団セットなど車のルーフキャリアに積む大型荷物をブルーシートで包む作業を行う。Makoは連日8時~9時の間に起きて、つかの間の怠惰な生活を満喫していた。


昼前に、Makoと一緒にNaoを学校まで迎えに行き、その足でまずは教科書販売の会場へ。10分前に到着したが、すでに列ができていた。購入した教科書がきちんと揃っているか、お姉ちゃんと一緒に一覧でチェックするNao。その後は駅に向かい、駐輪場の自転車の更新作業。かつてと違い、学生の人数も減り、抽選で漏れることもない。駅前のそば屋で軽く昼食をとって帰宅する。

夕食は、Makoの送別会。「どこの店がいい?」とのやりとりから、隣町のはずれにあるシュラスコの店を予約していた。もう3度目なのでペース配分も完璧だ。食べきれる量だけ切ってもらい、牛肉、鶏肉、豚バラ、ソーセージ、エビ、そして最後のパイナップルまでおいしく平らげた。3日後には北海道をたつMakoに、「最後の晩餐は何が食べたい?」との質問で、「すき焼き」と即答。肉をたいらげながら、相変わらず肉を欲するMakoだった。

2023年3月18日土曜日

ホットク

土曜日。前日の夕方からMakoの友達4人が遊びにきて、にぎやかに過ごしていた。夕食はホットプレートで石焼ビビンパを作り、遅く帰ってきたNaoもご相伴にあずかっていた。部屋を追い出されたNaoはロフトに寝具を運び、一夜を過ごしていた。土曜の朝食は、Makoが先日友達との卒業旅行で、新大久保にて買ってきたホットク(韓国風おやき)を作って食べていた。中に甘い餡を入れたり、チョコレートやチーズを入れたお菓子で、朝食として食べるならチーズが美味しかった。

吹奏楽部でともに苦楽を過ごした仲間たちも、大方進路先が決定している。互いに旅立ちを祝い、惜別を惜しんでいた。

2023年3月12日日曜日

圧勝

日曜日も部活終わりのNaoを迎えに行き、その足で札幌ドームに向かう。今日は試合観戦である。13時過ぎに到着。昨日の黒板アートのイベントに参加したということで、関係者の駐車場を使わせてもらう。もちろん、試合観戦も招待された。いつもは座ることのないメインスタンドの席だったが、残念ながらかなり後方だった。Makoたちと黒板アートのコーナーに行って来客者の反応をみたが、「かわいい」「じょうず」と言いながらみんな写真を撮ってくれていた。ひとまず安心。

試合は、今季勝利のなかった我がチームが、スタートから攻勢をかけて先制点を獲得。その後も危ない場面は数回で、安心して応援することができる試合展開で、昨年王者を相手に圧勝。今節から声出し応援が全席で可能となったこともあり、久々のにぎやかなドームでの声の響きを味わうことできた。試合後は、大方の観客が帰ったのを見計らって、黒板アートのブースに行き、職員の方に勝利の写真を撮ってもらってから、Makoが逆再生用の動画撮影のために黒板を消して終了。帰宅後も、試合のハイライトを見ながら夕食を食べる。イベントに参加した甲斐もあって、一段と勝利の余韻に浸ることができた。

2023年3月11日土曜日

黒板アート

土曜日。Makoと部活終わりのNaoを迎えに行く。サッカー観戦のイベント企画に参加するためだ。Makoの卒業祝いのために作成した黒板アートを見た同僚から、次節の試合を盛り上げるための、チームのマスコットキャラクターを黒板アートとして描いてほしいというものだった。この同僚は、長期研修としてサッカーチームの職員として所属していたことがあり、集客者増のため、黒板アートを描く人を探しているということで、白羽の矢が立ったという訳だ。Makoの友達と、Naoの友達と5人で参加させてもらった。


13時過ぎに札幌ドームに到着し、職員の案内によってイベント場所に案内された。ホームの熱狂サポーターが通る場所の一角が割当たっており、磁石で貼り付ける黒板が用意されていた。さっそくデザインしてきたものをプロジェクターで投影して作成開始。白いチョークで縁取りした後は、原画を確認しながら色付けを行っていく。それぞれチョークタッチが異なるので、調整していく作業も大変だった。Makoはチームのスローガンの部分を担当し、細かい文字が多いのでかなり手こずっていた。縁取り作業で不安があったNaoは色付けで本領発揮。最後まで細かい部分を調整して作品の完成度を高めていた。「2時間程度でできるか」と思っていたが、結局3時間半かかって終了。満足のいくものができたが、疲れてヘトヘトだった。


帰り道、Makoの新規購入したメガネを受け取りに行きがてら、ショッピングセンターのフードコートで夕食を食べて帰宅。サッカーチームのホームページにも「高校生サポーターが黒板アートを制作!!」と案内されており、試合時の観客の反応が気になるところだった。

2023年3月5日日曜日

新生活準備

土曜日、Makoの新生活準備のためにインテリア店に出かける。布団一式は入手済みなので、掛布団や敷布団カバーなどを選ぶ。バスマットなども選んだあとは、二階に移動してカーテンを選択。あまり暗くならない色を選ぶと、これまで選んだ布団カバーなどとの色合いがおかしくなり、また、掛布団、敷布団カバーの選びなおし。結局ブルー系統に落ち着いた。その後も時計やラグマットなどを購入。Makoは新生活への準備にウキウキしていた。

日曜日はMakoのメガネ選び。NaoもMakoも小さい頃からメガネ生活を送っているが、いままでは札幌に本店をかまえる富士メガネを利用していた。町内のスーパーにも支店があり、調整なども頻繁に行ってもらっている。また、全店に認定眼鏡士がいたり、海外の難民支援や国内の教育支援、スポーツの振興などの活動にも積極的で、道内を代表する優良企業だ。ただ、Makoが大学生活を送る京都には支店を構えていないので、今回は全国チェーン店のメガネ店で買うことにする。

大型ショッピングセンターの一角に入っているそのメガネ店は、多くの客でにぎわっていた。生産・流通・販売までを自社で一貫して行っているので価格が安くファッション性も高い。メガネ業界のユニクロと言われる所以である。しかも、この春から新生活を送る若者を対象とした8651(はるこい)キャンペーンというものも実施しており、レンズとフレームのセットを8,651円で購入した。

その後は「お腹がすいて倒れそう」というMakoの悲鳴を聞き、ショッピングセンターに入っている中華料理店へ。Makoは青椒肉絲と麻婆豆腐と唐揚げと大ライスを単品で注文し、ガッツリと食らっていた。Naoも海老あんかけ焼きそばと小籠包などを注文し、家族4人とは思えない量と金額を平らげた。料理を運んでくるロボットもかわいかったが、一度なにも料理が載せられていないトレーを運んできたときは、もの悲しさを感じた。

その後、大型倉庫店で夕食の買い物。Makoにはキャスター付きラックを買わされてしまった。

2023年3月1日水曜日

卒業式

Makoが高校の卒業式を迎えた。着付けのため朝6時から美容室に行かなければならないということで、5時前には目覚ましをかけて起きだし、身支度を整えていた。朝食にはR-1ヨーグルトを飲み、ドーナツを食べて、バナナも半分かじり、出かけていった。

Makoはマスクなしの卒業式で、濃密な高校生活を終えた。電車通学で毎日6:30発の始発に乗り、駅から学校までは自転車で坂道をのぼりを繰り返し、帰りは20時を過ぎる日々だった。とりわけ、勉強と部活動の文武両道を実践し、担任の先生方にも恵まれ、友達にも恵まれた。入学式から4日後に2か月の休校となり、その後も断続的に休校や時差登校を繰り返した。なにが日常的で、非日常なのか、よくわからない高校生活が、逆に思い出に残る3年間だったはず。休校になったときも、宿泊研修がなくなった際も大喜びしていた。窮屈だったが、悪いことばかりではなかったはず。「そういえば高校生活って、ずっとマスクしてたよね」と、後々笑い話になるだろう。

卒業式後ははかま姿で友達とプリクラを撮り、家に帰ってからはしばし昼寝していたそう。卒業アルバムを見せてもらうと、笑顔の写真がたくさん写っていた。いい思い出に囲まれていた。