いよいよMakoの引っ越しの日。仕事から戻って夕方。車への荷積みを開始する。大きなタンスと布団一式、自転車は車のルーフキャリアに積み、その他は車のトランクへ。自転車を固定するのに少々手間取ったが、なんとか予定時間内に積み込む。チビたちも寒い中、荷積みを手伝う。
いざ出発、という時、Naoが「地震だ」とつぶやく。確かに少しゆらゆらと揺れており、トイレ前のつられた電球が左右に揺れていた。「震度3位かな」などと言っていたら、「震度2だって」とスマホを見ながらNaoが言う。そういえば、Makoは新潟で大きな地震があったときに生まれたんだよな、と思い出す。
ルーフキャリアに積んだ自転車を確認しながら、高速道路で一路フェリー港へ。Makoは街頭に照らされて地面に映ったルーフキャリアの自転車が面白いらしく、なんどもキャッキャと言いながら動画を撮影していた。
フェリー港近くのファミレスで少し遅い夕食。それでも人気のハンバーグチェーン店は行列ができており、10分ほど並んでから入店。それぞれハンバーグのセットやパフェなどのデザートを注文。京都では自由な時間も結構あるので、どこの観光地に行こうかなどと相談もする。食事後はお店裏の小樽運河を観光。街頭の温度計が6度を示していたが、「これ、絶対もっと寒いよ」とMako。確かにかなり冷え込んできていた。
出航の2時間ほど前に到着。手続きが必要のないeチケットなので、そのまま乗船できるとプリントアウトした紙には書かれていたが、一応心配なので受付の列に並ぶ。受付の係りの人に「このチケットって手続き必要ないですよね」と確認すると、「手続きは必要ないですが、検温と旅行クーポンの対象になってますので返金があります」とのこと。なんと旅行支援でフェリー代金から2万円引きとなり、現金がその場でキャッシュバックされた。おまけに京都で使えるクーポン券が一人2000円、合計8000円分も渡された。並ばなかったら28000円分がどうなっていたのかと一安心。
23時45分、定刻通りにフェリーは出航。できたばかりの新しいフェリーで4人部屋はまるでホテルの一室のようだった。おまけに、大浴場には露天風呂があり、大海原を眺め、風に吹かれながら湯船につかることもできる。大型船で、おまけに凪でいつの間にかフェリーは進んでいた。一応酔い止めの薬は飲んだが、必要ないぐらいだ。点けていた深夜番組のテレビの電波が怪しくなっていく様子でフェリーが徐々に北海道から離れていっていることが確認できた。